介護保険の適用について
簡易介護風呂の購入をする場合、介護保険の認定を受けられた方であれば、助成を受けることができます。
ただし、商品は、特定福祉用具販売事業所の指定を受けている事業所で購入する必要があります。(指定を受けていない事業所から購入した場合は、支給の対象になりません。)
特定福祉用具としての簡易介護風呂の定義
空気又は折りたたみ式等で容易にできるものであって、取水又は排水の為に工事を伴わないもの
助成の内容
年間10万円を上限として1割の自己負担
注意事項
お住まいの市区町村によっては、内容が異なる場合がありますので、介護保険の適用を希望される場合は、必ず事前にお住まいの市区町村及びケアマネジャー様にご相談いただき、介護保険の適用の可否をご確認ください。
在宅介護での入浴について
在宅介護での入浴について 要介護者にとって、入浴は心身のリフレッシュの他、様々な効用があります。
身体を清潔の維持 皮膚の状況の確認 血行促進、新陳代謝の活発化 介護者とのコミュニケーション。
しかしながら、お風呂では転倒や溺水等、危険も伴いますので、怪我や事故の防止のため、入浴の際は、以下の点に注意しましょう。
入浴前
・脱衣所、浴室の温度を適温にする。(概ね24度)
・お湯の温度を調整する。(概ね40度)
・床に滑るようなもの(タオルやスポンジ、泡など)がないか確認する。
入浴中 お湯の中で体が浮かないか確認する。(溺水防止)
・浴槽内では手すりを掴んでもらうとより安全です。
・体力を消耗するので長湯しないように注意する。
・シャワーを使う場合は、一旦自分の肌で確認してから、入浴者の足元にシャワーをかけ、適温か確認する。
・立って身体を洗うときは、必ず手すりに掴まってもらう。
入浴後 ・体力を消耗しているので、ゆっくり休んでもらう。
・発汗により血液の粘性が増してドロドロになっているので、必ず水分を補給してもらう。
参考サイト
http://kaigo.osweb.jp/text/text_07_1.html
http://www.edebiyatdostlari.com/work/bath.html
浴槽の種類
一般浴槽
自立、または介助があれば歩行と座位が可能な利用者が入る浴槽です。
特殊浴槽(機械浴)
歩行が困難な利用者が入る浴槽で、機械を使って寝たままや座ったままの状態で入ることができます。
メーカー
オカモト
http://item.rakuten.co.jp/pandora/000487/?scid=af_pc_etc&sc2id=67889001
弘進ゴム
http://www.kohshin-grp.co.jp/products/health
株式会社デベロ
https://www.develo-group.co.jp/lineup/simplebath/index.html
OG Wellness
http://www.og-wellness.jp/product/care.html
No.010 お湯に入れる喜び、癒しの空間
平成23年 3月11日(金)に発生した東北地方太平洋沖地震で被災に遭われた方へ 心からのお見舞いを申し上げますと共に、尊い命を落とされた方のご冥福を、心からお祈り致します。
今回、この大きな地震により、各地でさまざまな被害がでているのを目にする中で、今、自分たちに出来ることはなにか、考えさせられることがあります。
そんなとき、ふと思うのが、私たちが取り扱っている商品の簡易介護風呂「湯っとりあ」の存在です。
この「湯っとりあ」は、折りたたんで収納ができ、必要な時に組み立てて使用する組み立て式のお風呂です。
機械的な要素は一切なく、スペースさえあれば設営ができることで、機械浴槽などが導入出来なくて悩んでおられる施設さま(デイサービスやグループホームなど)で現在、活用して頂いております。
浴槽を設置するための工事も一切なく、今ある環境を活用できることが魅力のひとつであり、お客さまのご要望で、浴槽の大きさをオーダーメイドできることも喜んで頂いております。
高価な特殊浴槽やリフトよりも、安価で導入できる「湯っとりあ」。
今回、この大きな地震で被害を受けられた介護施設さまへ、入浴環境を提供するひとつのアイテムとしてもオススメです。
No.009 着患脱健(ちゃっかんだっけん)?
上着の着脱をするとき、「着患脱健」という言葉を常に頭に入れてアプローチしています。
さて、みなさん「着患脱健」(ちゃっかんだっけん)という言葉をご存知ですか?
日々忙しい入浴現場、麻痺のある方に衣服の着脱介助をおこなうとき、患側・健側どちらかの上肢から着脱を介助するか、混乱したことはありませんか?
『着患脱健』(ちゃっかんだっけん)とは?
・服を着るとき、先に麻痺のある側の手を服に通し、あとから麻痺のない側の手を服に通して着る。
・服を脱ぐとき、先に麻痺のない側の手から服を脱ぎ、あとから麻痺のある側の手を服から抜いて脱ぐ。
「着るときは患側」から、「脱ぐときは健側」から。
これが『着患脱健』なのです。
No.008 施設で役立つペーパーホルダー
普段、私たちが何気なく使っているペーパーホルダー。
これって実は使いにくいって知ってました?
両手が使えないとペーパーホルダーって役に立たないんです。 普段な当たり前に使っているとあまり気がつかないことなのかもしれません。
なので、介護現場ではこの些細な動作を大変に感じている方が、たくさんおられるんです。
片マヒで両手が使えない方にはまず、この一般的なホルダーではうまくペーパーが切り取れないのが現状です。
そこで、私たちが提案するのが“両手を使わず、ペーパーを簡単に切ってくれるアイテム”です。
今は、少し前と違いたくさんの商品が出回っていますが、やはり手頃な価格で取り付けられるのが一番!
『ペーパーマホールダー((株)折原製作所)』や『おくだけ((株)シマブン)』などは価格もお手頃☆
なんか、ネーミングもユニークじゃありませんか?(笑)
ほんのちょっとした工夫でトイレも楽しく、スッキリと快適に!
ご興味がある方は是非、ホームページをご覧ください。
○ペーパーマホールダー ・・・ http://www.orihara.co.jp/product/pr-sanitari9.htm
○おくだけ ・・・ http://www.shimabun.jp/okudake/index.html
No.007 腰痛減らし、質の高いケアを!
介護職員が離職する原因の一つに「腰痛」が考えられます。
介護時の腰痛として考えられる要因として、腰の筋肉を使いすぎ痛みが生じ、その痛みのため筋肉が緊張し、さらに痛みが強まります。
筋肉の緊張が長く続くと、ある動作が引き金となり「ぎっくり腰(急性腰痛症)」を引き起こす原因となります。
介護の現場から腰痛をなくす方法として、3つ上げさせて頂くとしたら、
①「介護環境を整える」
②「介護法を変える」
③「腰痛予防体操」
以上の3つが腰痛をなくす方法の大きな対策ではないでしょうか?
「介護現場腰痛マニュアル」(著者:大塚 洋)の書籍や、「楽技介護術の紫野庵」のセミナーなどへ参加し、日々の生活の中で気をつけながら、自らが勉強をし、介護のやり方を変えていく方法がベストだと思います。
腰痛予防体操も必要ですが、まずは日々の介護の仕方が変わらなければ何も意味がないのです。
腰を痛めてからでは、質の高いケアはできないので注意しましょう!
No.006 入浴サービス予防対策~訪問入浴編~
さて、今回は訪問入浴編 「感染経路」 についてです。
(情報:kaigo-club.com by SARAYA より)
訪問入浴サービスは、1台の入浴車に3~4人のスタッフが乗車し、1日に数件のご家庭を訪問します。もしも、最初に訪問した利用者に感染症があり、その後スタッフの手洗いや浴槽の消毒が適切に実施されなかった場合、どうなるでしょうか?
それ以降の利用者のもとへ病原微生物が運ばれていきます。
したがって、訪問入浴サービスにおける感染経路には、多数のご家庭を訪問しているスタッフの手指や浴槽、担架ネットなどが考えられます。
これらの感染経路を遮断するため、1件ごとに確実な洗浄・消毒をする必要があります。
病原微生物を“持ち込まない・持ち出さない”が基本です。
これを読んでいると、当たり前のことなのですが、施設での入浴であっても訪問での入浴であっても気をつけなければいけないことは、とにかく人にうつさないということなんですよね。
入浴現場ではよく、時間との戦いだ!なんていう声も聞いたりするのですが、だからといって、作業の手をおろそかにしたりすることは、決してあってはいけないことです。
それは、入浴現場だけにかかわらず、どんな場面でも同じではないでしょうか。
感染経路は、目に見えてわかるものではありません。
だからこそ、日々の生活の中で自分ができることはしっかりと行い、人への感染源と自分自身がならないように心がけていきたいところです。
No.005 入浴サービス~福祉現場における入浴の種類~
今回は、福祉現場における入浴の種類について少しお話させていただきます。
(情報:kaigo-club.com by SARAYA より)
ひとくちに“入浴”といっても、様々なケースがあります。
たとえば、訪問入浴サービス(ご家庭の浴槽での入浴が困難であったり、デイサービスセンターなどの施設での入浴が困難な方が利用するサービス)、施設内での入浴(一般浴槽や特殊浴槽、普通浴槽や循環式浴槽)などです。
冒頭にも述べていましたが、“入浴”とひとくちに言っても本当にいろいろな入浴方法があるのだなぁと改めて感じました。
私たちが毎日あたり前のように入っているお風呂にも、福祉サービスを利用することで、さまざまな入浴方法を検討し、その人にあったお風呂を選び入浴されているんだなぁと思いました。
ひとりでゆったりと入浴できる今の私たちにとっては、そのような入浴方法が考えにくいことなのかもしれません。
しかし、介護を必要とされる方にとっては普通に入れないからこそのサービスであり、その入浴を楽しみにされている方も少なくはないはずです。
そういった方に、より入浴を楽しんでいただけるよう私たちも支援していきたいと思っていますので、いろいろな情報をお伝えしまた、お困りごとの相談にものりながらよりよいサービスを提供していきたいものです。
No.004 入浴サービス予防対策~施設入浴編 その2~
さて、今回は第2弾の施設入浴 「浴槽や入浴用具の洗浄・消毒」 についての続きです。
(情報:kaigo-club.com by SARAYA より)
※第2弾をまだお読みでない方は、こちらからどうぞ。
No.002 入浴サービス予防対策~施設入浴編~
~つづき~
寝台入浴など小型の浴槽の場合、寝たきりで褥瘡をもっている方など、特に抵抗力の低下した方が利用することがあります。そのため、洗浄した後にアルコールで清拭するなど、確実な殺菌の実施が望まれます。
また、担架ネットやタオル、スポンジ類は表面がなめらかではないため、汚れや細菌が残りやすいものです。使用後は洗浄剤入りのバケツに漬け置きし、まとめて洗濯および殺菌漂白をしましょう。
使用する消毒剤は感染症の種類によっても効果が異なりますので、それぞれの感染症の特徴を理解し、必要以上の薬剤を使いすぎずに、確実な洗浄・殺菌をしましょう。
そうです。
入浴だけに限らないのですが、やっぱり直接肌と肌が触れ合うことが多くなるのが、入浴(お風呂)。
そこでは、しっかりとした管理を行っていかないといけないのですよね。
“これぐらい・・・”なんていっていたら、後からどんな大変なことが待ち受けているか、。
そんなこと、そのときは思っていない人も多いはずです。
しかし、起こってからでは遅いのです。
それを未然に防いであげられるのは、私たちしかいないのです。
ちょっとした慣れや気の緩みから、もしかしたら手を抜いているところもあるかもしれません。
そうなっていないかをもう一度しっかりと見つめなおし、これからも気持ちよくお風呂に入っていただけるように、私たちもしっかりと管理を行っていきましょうね(^^)
No.003 柴田久美子さんの介護日記
柴田久美子さんの介護日記
(情報:ヒーローインタビュー 2009年新緑号 より)
二つに一つ どちらがいいか迷い道
お風呂に入れるか入れないか 入れてあげたい気は一杯
お風呂に入れるとガクッとくる その後の事に心配がある
以前お風呂は大好きで 湯につかっていると いい笑顔
忘れられない いい笑顔 とても嬉しく楽しそう
その顔思えば いれたいけれど
ふみいにきけば一番いいが「入る?入らない?」
ふみいはどちらも返事がないの
返事があれば一番いいが 私が決める事になる
清拭をつねに ていねい気持ちよく
やってあげよう やってもらおう ねえふみい
これでいいね ねえふみい
なんかちょっと切なくなるのは私だけでしょうか、、。
お風呂に入る気持ちよさは、日本人なら誰でも感じていることではないでしょうか?
その感じていることが、“介護”という枠に入ってしまうだけで困難だという方向に向いてしまう。
やっぱりそれって寂しいことですよね。
そんな思いをされている方を少しでも減らしていきたく、私たちは“入浴を支援していきたい!”という思いのもと、『簡易介護風呂』の開発をしています。
安心・安全に入浴させてあげたい。
その思いを今後も絶やすことなく、いろんな場所でより楽に“入浴”といった行為を提供させていただければと思っております。
また気軽にお聞きしていただければ、お役に立てることが出てくるのではないかと思っておりますので、またふらっとここへ立ち寄ってみて下さい(^^)v